家を建てたら、壁一面の本棚を作りたい。
そう考えていたのだけれど、理想と現実の差は大きい。
限られたスペース。
ものを増やしたくないミニマリスト的な考えと、
ヴィレッジヴァンガードのような部屋をつくりたい、昔からの企み。
どちらも頭の中で共存していて、未だ完成しない我が秘密基地。
今のところの考えは、屋根裏の四畳ほどのスペースをもので溢れさせること。
やはり「隠れ家」はほしいもの。
22年のお盆休み。
コロナ禍で帰省できず家で過ごす日々。
何か新しい事をせねば、と思い立ち、
漫画世界の歴史(角川)の全巻セット購入。
また増やしてしまった。
そして、新たに本棚の購入を考える。
でも、一階も二階もスペースに余裕はない。
ものは増やしたくないのに、増やしたい。
以前、人から言われてハッと気づいたこと。
「ものを置く為に家賃を払うなんて勿体ない」
昔から、ただただ本棚を充実させたいと考えていた自分。
実際は、充実させるだけで、読みきれていない。
読まない本は、何の収穫もない、居住スペースの占領者。
集めるだけ空しいことに気づく。
読むために買う。
読んだら、読み返さないものだから、溜め込まない。
そう考えようとする一方で、
ちゃんと読んで、ただ見返さないだけの本については、
背表紙を見るだけで、当時の空気を感じることだってある。
「本棚に並んでいること」それ自体が好き。
増やすことと、増やさないことを両立させる方法として、
読書記録を画像つきでブログに残す。
屋根裏の本棚にワープするボタンをつくる。
ブログのいちカテゴリとして仮想の図書館を建てる。
居住スペースには、読みかけの本以外置かない。
読んだ本はすべて屋根裏ヴァンガードへ。
読み返さない本は屋根裏のかごへ。
読み返すであろう本は屋根裏の本棚へ。
かごの中の本は、時期をみて捨てる。
肝心な本の「中身」、感想や気づきはブログにメモする。
大事なのは、読んで何を得たか。
知識でも、閃きでも。
はたまた、誰かと共有した思い出でも。
忘れてはいけない要素は、
考えたことと、表紙の記憶。
スマホから屋根裏にワープして、いつでも本に触れていられる空間づくり。
そう考えるとワクワクしてきた、というとりとめのない話でした。
コメント