水戸の偕楽園に行ったのはもう10年以上前だったか。
梅の花もまだ二分咲きのころ、「梅祭り」に参加しました。
満開を待たず早々に出向いたこと。
華やかさはやや欠けるが、
お客さんが少なくてのんびりと過ごせた、大切な思い出です。
東北の、フラダンスがアイデンティティの町に生まれ、
北関東の、餃子像が破壊された町の大学を出ました。
餃子とフラダンスを中継する町。
(JR水戸線のこと)
学生の時分も現在も、変わらず帰省の度に「通過」するので、
駅だけはやたら馴染みが深い。
そんなこんなで、「梅」といえば和歌山よりもまず水戸が浮かびます。
最近、縁あって水戸に良く出向くようになりました。
土産屋を除くと、奥久慈茶、藁納豆、栗、梅。
渋いなぁ。面白い。
改めて土産物の面白さを知ります。
子供達へのお土産は、メロンのクッキーとかチョコレートとかグミとか。
特産品を使った洋菓子が大抵好まれます
特産品を「一部」配合した菓子は、全国どこでも同じ味のものが売ってる気がして
(製造者の方々の熱意は伝わります。おいしいのは間違いない。誤解のないように。)
どうせなら、現地ならではの構成・味・こだわりを探したくなっちゃう
格好付けな面倒臭いおじさんです。
で、今回見つけたのがこの「梅こしょう」
![](https://heraherasikajika.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_20220709_052919-1024x768.jpg)
・・・渋さ渋さと喚いておきながら、
こんな可愛らしいパッケージ選ぶのかい。ですが。
ご想像の通り、柚子胡椒を参考に、特産品の梅を応用した新しい調味料。
東京の店頭では見たことない、新しい組み合わせだと思い、手に取りました。
見た目で選んでません。
でも見た目も大事笑。
かわいさにはちゃんと理由があります。
というのも、
天保元年(1830年)創業の老舗梅干し屋「吉田屋」さんが普及に取り組む
茨城のブランド梅「常陸乃梅(ひたちのうめ)」
茨城の大成女子高校のキャリア教育「地域デザイン」を受講する
生徒の皆さんが、その常陸乃梅をより多くの食卓に届けられないかと考え、
試作、発表しました。
その高校生たちの想いに応え、茨城県土浦の103年の歴史をもつ「小松屋」さんが商品化。
梅の歴史や開発の経緯を知って食すのもまた楽しい。
だからおじさんは買いました。
見た目や食感は柚子胡椒に近い。
![](https://heraherasikajika.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_20220709_053242-1024x768.jpg)
梅の酸味と香りが
青胡椒の辛さと合わさり、今まで食べたことのない味です。
柚子胡椒は、柑橘の爽やかな香りが立つのに対し、
梅胡椒は、梅の甘酸っぱい風味が立ち、濃く厚みのある味です。
チキンやそうめんはもちろん、あと豚カツなどにも合いそうな味ですね。
おいしい。
私の生涯の中継都市、水戸。
安心の水戸。
いろんな特産品がありますが、
ぜひ一度この「梅こしょう」もお取り寄せしてみてください。
↓Amazon↓
![](https://heraherasikajika.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_20220709_052938-1024x768.jpg)
![](https://heraherasikajika.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_20220709_052949-1024x768.jpg)
![](https://heraherasikajika.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_20220709_053410-1024x768.jpg)
ところで、
吉田屋さんのホームページを見ると
ひとえに梅干しといえど、様々な種類があることがわかります。
蜂蜜、紫蘇、鰹、
はたまた3種の果汁(奥久慈の林檎、鉾田のメロン、常陸太田の葡萄)で漬けこんだものなど。
梅こしょうに使われたブランド梅「常陸乃梅」についても語られております
→『常陸乃梅』のものがたり
面白い。
はまりそう・・・
![](https://heraherasikajika.com/wp-content/uploads/2022/07/image-1-723x1024.png)
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