佐賀。
今の仕事は楽しくないけど、会社のお金で出張に行けることについては
本当に感謝しなければと思います。
なかなか私用で佐賀まで行く機会はありません。
佐賀⇒嬉野の玉緑茶 のイメージを持っていた私は
出張が決まった日から、玉緑茶を買っていこうと決めていました。
実際、佐賀の現地でなくても買えるものだとわかっていつつ、
産地を学ぶいい機会だと思い、買って帰りました。
(佐賀県内ではなく、福岡空港で。)
【玉緑茶】
煎茶の葉が細長い針状の形をしているのに対し、
まが玉のような形状をしているのが玉緑茶の特徴。
中揉(ちゅうじゅう)や仕上げ再乾と呼ばれる、茶葉を揉みながら乾燥させる工程で、
回転する機械の中で丸まっていく。
煎茶は茶葉を針状に整える精揉(せいじゅう)という工程があるが、玉緑茶には無い。
勾玉のようなぐりっと丸まった形から、「ぐり茶」とも呼ばれる。
「蒸し製玉緑茶」と「釜炒り製玉緑茶」があるが、
現在の主流は蒸し製玉緑茶である。
【釜炒り製法】
「釜炒り製法」は、日本の緑茶類の中で玉緑茶のみ。
(番茶類には釜炒り製法もある。)
佐賀嬉野茶のほか、宮崎県や熊本県の青柳茶が有名。
直径1メートルほどの半球状の鋳鉄製の釜を無水で熱し、
茶葉を入れ酵素の活性を失わせる(殺青、失活)。
嬉野では45~50度に傾斜させるようにかまどを築くのに対し、
青柳茶は水平の釜を用いる。
釜で炒ることによって生まれる釜香(かまか)という独特の香ばしさがある。
茶葉を炒って作るため、お茶の水色はやや赤みがかり、全体的に透き通っている。
釜で炒ると、茶葉の組織が比較的残った状態で仕上がる。
⇒茶葉の成分が溶け出しにくい。
釜炒り茶の成分を十分に抽出するためには、
やや高めの温度のお湯・少し長めの抽出時間で淹れること。
これに伴い、釜香も感じやすくなる。
戦国時代末期に中国から伝わったとされる。
江戸時代に全国的に広がり、煎茶が広まるまで、抹茶と並ぶ代表的な日本茶であった。
精揉工程がないというお話をしましたが、その分深蒸しにしたり中揉工程をしっかり行ったりしているので、通常の煎茶と同じように飲むことができます。
【蒸し製法】
「蒸し製」玉緑茶は大正末期から昭和初期にかけて誕生。
中国茶が好んで飲まれていた旧ソ連への輸出を増やすため、
中国製の釜炒り茶に似たお茶として開発された。
戦後には北アフリカなどへの輸出も増えた。
蒸し製の場合、蒸して酸化を止めるという点は煎茶と同じだが、
蒸し時間を煎茶よりも長めにする傾向がある。
これにより渋味が少なくまろやかな味わいに仕上がる。
精揉工程がない分、深蒸しにしたり中揉工程をしっかり行ったりしているため、
通常の煎茶と同じように淹れて飲める。
生まれて初めて「ゆふいんの森」に乗りました。
息子のプラレールで何度も見た車両が目の前に…
感慨深いですが、やはり家族で来たいところです。
八女茶も買いました。
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