【Mr.Children】(※ネタバレ感想)映画「GIFT for you」は誰に対する映画?誰でも観るべき理由6つ。「君と重ねたモノローグ」の新しい魅力。

2022年12月30日、Mr.Children の映画が公開されました。

『GIFT for you』

2022年の30th anniversaryを締め括る一本の映画。

根っからのファンである私は、

・ムビチケのカードが欲しい
・フライヤーが欲しい
・観ない理由はない

という頭でいたので、迷いなく映画館に足を運びました。

でも。

https://giftforyou-movie.jp/

初めて公開情報がリリースされたとき、

ライブそのものの上映ではない。
レコーディング風景でもない。
「Mr.Childrenの30年と、彼らを愛する人たちの奇跡の物語」
一体、この映画で何が観られるの?

といった不安が襲いました。
私と同じように不安を感じ、鑑賞を躊躇されている方は多いかと思います。

何しろお金をかけてわざわざ映画館に足を運ぶのですから、
ファンの方々のインタビューを有料で観るという行為に
どれほどの感動が生まれるのでしょうか。

そんな思いを抱きながら、鑑賞してまいりました。

【結論】

映画のコンセプトや構成自体は、好き嫌いがはっきり分かれます。
でも、それ以上に観ておくべき魅力がいくつもあります。

このブログでは、熱烈なファンだからこそ語らせていただく映画への意見
それを踏まえてでも、ファンなら
いや、ファンならずとも見ておきたい映画の魅力を伝えさせていただきたいと思います。

https://giftforyou-movie.jp/

「これは誰の言葉だろうね」

すごく素敵な言い回し。

 ファンからの言葉?
 スタッフからの言葉?
 ミスチルメンバーがいいたかった言葉?

サプライズで映し出されたメッセージ(Simpleの一節)に対し、
瞬時に、そして笑顔でつぶやく桜井さん。
視野が広く、とても優しい人物だなあと、改めて感じました。

そして「僕が言いたかった言葉だ」とストレートに伝えるのではなく
ぼやかして想像力を掻き立てる表現を使いました。

本当に上手いなぁと関心しました。

一方で、この映画のディレクターさんのコメント

https://giftforyou-movie.jp/

熱烈なファンだからこそ言わせていただきます。

「これは誰のための映画だろうね。」
すみません。
こんな言い方するの、嫌な性格ですよね。

上記コメントの最後、「花束を贈ります」とあります。

映画を観ながら思ったのは、
これは映画鑑賞者(お客さん)に向けて贈られた花束ではないな。

おそらくですが、
ミスチルメンバー4人に向た、
30周年締め括りのプレゼントだと思います。
この一年間の思い出映像と寄せ書きページ。
卒業アルバムの中の数ページ、みたいな印象。
勿論卒業ではありませんが。

そして我々は、その「花束」をミスチルに渡す前の内容御披露目会に参加ような。
お金を払って観に来るお客さんのためのものではない。

※もちろん、私個人の意見です。
 この花束を求めてこられたお客さんも多くいるでしょうし、
 お客さんに向けた「花束」であると受け取る方もいらっしゃると思います。

では、何故、自分事化できなかったのか。

それは、私とミスチルの関係性
つまり、楽しみ方や励まされ方によるのだと思います。

・自分のことでいっぱいいっぱい
・いっぱいいっぱいな自分を励ましてくれるミスチル
・ライブは一人で行きたい
・じっくり歌詞をかみしめて聴きたい

要は、自分は大変内向的な人間です。
内向的であることを悩み、
それに対してミスチルが支えてくれているような人間です。

知らない人の身の上話を断続的に聞かされること。
同じファン同士で、共感し合うのはよい。

ただ、本作は共感し合うというより、
させられてる感覚。

居酒屋で、お互いに思い出を語り合うのとは全く違う、
一方的な熱い思いをあびせさせられる。

ミスチル本人からではなく、知らない人から。

曲と曲の合間に挟まれる一般のファンの方々のコメントが
絶妙に私を冷静にさせるので、なんとももったいない。

どういう心持ちで2時間観続ければよいものか…

同じように苦しんでいる人がいる。
みんなに寄り添ってくれるミスチルなんだ。
とは思えない軽薄な人間です。

人に興味がない。
他人に対して軽薄であることに悩む自分。

生きにくい世の中。
それでもがんばれるのはミスチルが背中を押してくれるから。
私だけに響くミスチルがある。
ミスチルは私の一部になっている。

そう強く思う人は、この映画は求めるものとは違うかもしれません。

私と同じように、
生活の一部になっているファンがたくさんいる。

でも、ファンの話を聞きたいとは思わない。
いっぱいいっぱいだから。
いっぱいいっぱいな人間を救ってくれるのが、ミスチル。
強要は絶対にしない。

ライブも一人で行きたい。
同行者が楽しんでくれているか、
気になって気になって、歌に集中できないから。
一人で立って、
たまに目をつぶって、
歌詞や音に浸っていたい。

ファンの方々のインタビューを聴き(流し)ながら、
そんなことを考えました。

ディレクターさんが考える、
この作品の本来の意図とは異なるかと思いますが、

「自分なりのミスチルの楽しみ方や接し方」を
はっきり理解した気がして、観賞後はとても清々しい気持ちになりました。

無理する必要はないんだよ、と却って励まされたような笑

「GIFT for you」に対する私のような考え方は、レアケースかもしれません。

でも私含め、どんなタイプの方に対しても、見に行く価値は十二分にあります。

以下、代表して6点、お伝えさせていただきます。

1 これは誰の言葉だろうね

前述の通りです。

GIFT for you の核となる言葉

桜井さん自ら発するこの言葉の優しさを、ぜひ映画で感じてください。

2 大画面のライブ参戦

CDで聴き親しんだでいつもの声ではなく
Blu-rayのライブ音源でも聴くことのできない
ライブ会場でのみ出会える
あのシャープで透き通った歌声

音響について全く詳しくないのですが
言いたいこと伝わりますでしょうか・・・。

伝わってほしいなあ。

あの興奮を、映画館で、大画面で、一人の世界で、じっくり味わえるのです。

3 桜井さんの未公開コメント

ライブの裏側です。講演終了後の本人コメントが観られます。
DVD、Blu-rayなどでも未公開かと思います。

ゆっくりと丁寧に、考えながら話す桜井さんの魅力たっぷりです。

4 「1st anniversary」~「29th anniversary」

上記「3 桜井さんのコメント」を発する前。
部屋に向かう4人を、通路に貼られたポスターが誘導します。

順路に沿って「1st anniversary」~「29th anniversary」まで
その年別のリリース作品のジャケットを用いて、ポスターを作製していたようです。
これがまた素敵なデザインなのですが、
映画では、メンバーが歩いて部屋へ向かうシーンも一瞬です。

2~3枚程度、ちらっとしか観れませんが、
映った瞬間、おおっ、と思いますよ。

ぜひ全種類公開してほしいものです。

5 君と重ねたモノローグ バンド演奏

ネタバレですが、フライヤーにもあるこの歌の歌詞

「感謝」がキーワードかと思います。

何が良いかって、

ミスチル4人がこの曲を演奏して歌っているところを初めて見ました。

CD音源とドラえもん映画でしか触れてなかった曲ですが、

演奏シーンを観ることができて

新鮮な気持ちになりました。

大変貴重ですよ!!

6 大切な人に会いたくなる

6点目、個人的な気持ちも多分に含めてしまってます。
鑑賞中、ファンの方々の多くは、大切な人のことを語りながらミスチルへの感謝を伝えています。
そしてミスチルのライブ演奏が続き、歌詞をじっくり聴かせてくれます。
私は、自分の大切な人を思い浮かべます。
映画が終わったら、会いたいな、と何度も思いました。

それは、妻と子供達です。
私は前述のように、人を巻き込んで映画を観たいとは思わない。
気兼ねなく、自分の世界に入っていきたい。

育児しながら二人で頑張る日々。
子供の世話を任せ、ひとりで映画を観に行くことに対し、快く送り出してくれた妻

感謝の気持ちと家族に会いたい気持ちが
ミスチルの歌やコメントによってマシマシになり
そわそわしながらエンディングを迎えました。

私にとって、これが一番の魅力だったかもしれません。

GIFT for you

こうして書き終わると、you は誰か?という問いに対して
答えは紛れもなく「私」ですね…

この映画は自分に合う?自分に合わない?と

語り始めたところからスタートしましたが、

合う合わないではなく、

自分にとって実り多い映画であったことは確か。

とても不思議な感覚でした。

いまとても満足しています。

ありがとうございました。

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